ヤマガブランクスのライトゲーム用ロッドで、手に取りやすい価格で人気のブルーカレントⅢ。よく曲がるロッドとして有名ですが、パリッとした張りがあり、ブルーカレントⅢシリーズの中でも少し異色の存在ともいえるのが76STREAMです。
クロダイのトップゲームなどを念頭に設計されたロッドですが、とても汎用性の高いロッドだと筆者は感じています。釣り歴25年超の筆者が、このロッドの特徴やオススメのシチュエーションについてお伝えします。
ブルーカレントⅢ 76STREAMのスペック
ブルーカレントⅢ 76STREAMのスペックは次の通りです。
・全長:7’6″ft
・ルアー:MAX12g(プラグ1.6~12g)
・ライン:PE 0.3~0.8号
・標準自重:81g
外観
76STREAMは、ブルーカレントⅢシリーズのリリースに先駆けて発売されたモデルで、その後ほかのモデルが発売されるのに合わせ塗装がリニューアルされました。筆者が所有するのはこの先行発売モデルで、バット部は濃紺ではなく、ブラックになっています。

現行発売中のモデルは、他のⅢシリーズと同様、濃紺のバット部を持つ塗装となっています。シリーズ中、この76だけSTREAMという別称を持っているのは、このロッドが先行発売モデルだった名残だと思われます。
グリップ周り
他のブルーカレントのロッド同様、富士工業のVSS16シート、ダウンロック仕様が採用されています。グリップは高級感はないですが、握った感触は良好です。


ガイド
富士工業のSiC-SステンフレームKガイドが採用されています。バットガイドを見るとよくわかるのですが、似たようなレングスである74のロッドに比べるとガイドの足の部分が短く、口径の大きいタイプが採用されています。

74のほうの高足・小口径ガイドが今のトレンドかと思います。76STREAMがこのタイプのガイドを採用した理由ははっきり分かりませんが、この点でも少し特殊なのかもしれません。
ブランク
ブルーカレントシリーズ随一の張りのあるロッドになっています。ブルーカレントといえば穂先がしっかり曲がりこむロッドをイメージしている方も多いと思いますが、76STREAMに関してはそれは当てはまりません。

ルアーにアクションを加えた時に、不必要にティップが入り込まないので、快適に操作ができます。クロダイのトップゲーム、メッキのプラッギングなど、トゥイッチやジャークを多用する釣りにはもってこいの調子となっています。
重量感
重量は81gと、数字だけみるととりわけ軽いロッドだということはありません。ただバランスがよく先重り感もないので、長時間振り続けていても疲れは感じにくいです。

振り抜け感、操作感
ルアーウェイトがMAX12gという表記ですが、メバリングで多く使用される3g程度のプラグではキャスト時に十分ロッドを曲げることができず、ややロッドがオーバーパワーであると感じます。快適にキャストするにはルアーは5g以上はほしいところです。

先にも書きましたが張りのあるロッドですので、楽にルアーにアクションを加えることができます。メーカーのキャッチコピーによると、プラッギングに特化したモデルとのことですが、筆者がオススメしたいのが小型メタルジグです。
操作性は抜群で、メタルジグにキビキビとしたアクションを与えることができるので、デーゲームでも色々な魚を連れてきてくれます。

そのほか、フロートリグ、キャロライナリグなどの使用も可能です。フロートやキャロをメインにするのであればほかのロッドを検討するがよいですが、例えばシャローフリークの7.5gや10.5gなどであればさほど不満なくキャストはできますので、釣りに変化を持たせる手段の一つとして考えてみてもよいと思います。

またエギも2.5号であれば10g、11g程度とこのロッドの推奨ウェイトの範囲内であり使用は問題ありません。
専門のエギングロッドほどの快適性はないものの、見えイカを発見したときのためにエギをバッグに忍ばせておき、いざというときにルアーをエギにチェンジして狙ってみる、というのもおもしろいと思います。
感度
張りのあるロッドらしく、十分な感度は出ていると思います。キンキンという訳ではありませんが、繊細なアタリを拾っていくというよりは、ルアーにアクションを加えて食い気のある魚を掛けていくタイプのロッドですので、特に不満はありません。

74との違い
74とはレングスが似ていますが、性格ははっきり違います。メバリングで1.5g~3g程度のジグヘッドやプラグを使用するのであれば、断然74のほうがオススメです。

それよりもうちょっとウェイトがあるルアーを、ロッド操作で動かして釣るというスタイルにハマるのがこの76STREAMです。74がほぼメバル専門ロッドと言えるのに対し、76STREAMは色々な釣りができる、可能性に富んだロッドだと言えると思います。
76STREAM・おすすめのシチュエーション
ブルーカレントは魚種を限定しないというコンセプトがありますが、それを体現するのがこの76STREAMです。クロダイのトップゲームを始め、メッキのプラッギングや魚種限定解除のメタルジグゲームなど、用途はまさに使い手しだいといえます。
まとめ
魚種を固定せず、広くライトゲームを楽しむことをコンセプトに手に取りやすい価格で展開されているブルーカレントⅢシリーズ。76STREAMは、ルアーを動かして魚を掛けに行く、攻撃的なロッドです。

曲がりが特徴のシリーズにあって張りの強いやや異色のロッドでありながらも、ターゲットを選ばないというブルーカレントのコンセプトを体現しているロッドです。このロッドはきっと、あなたのライトゲームの幅を広げてくれるでしょう。

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