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釣った魚を新鮮な状態で持ち帰るためになくてはならないクーラーボックス。「水栓(ドレン)ってあったほうがいいの?」と悩んだことはありませんか?
結論から言うと、アジング・メバリングといった小物釣り用クーラーに水栓は必須ではありません。ただし、使い方によっては「あるとかなり快適」なのも事実です。
実際に筆者もその恩恵を感じており、実に30年以上も前に購入した水栓付きクーラー(11リットル)を、今でも愛用しています。これだけ昔のクーラーだと、内部の断熱材がずいぶん劣化してしまっていると思います。
ではなぜこのクーラーを使用し続けているのか? それは、最近ではこのサイズの小型クーラーには水栓が搭載されていないモデルが多く、替えがきかないからです。
この記事では、実際の使用感ベースで「クーラーに水栓が必要な人・不要な人の違い」を分かりやすく解説します。

クーラーボックスの水栓(ドレン)とは?
水栓の役割
水栓(ドレン)とは、クーラーの底部についている排水口のことです。フタを開けずに内部の水を抜ける構造になっており、
- 溶けた氷の水
- 魚の血や汚れ
- 溜まった海水
などを簡単に排出できます。
どんなクーラーについている?
基本的には、「ある程度の大きさ以上のクーラー」に多く搭載されています。逆に、アジングやメバリングでよく使われる10L前後の小型クーラーには付いていないことがほとんどです。

結論|アジング・メバリング用クーラーボックスに水栓は必須ではない
まず結論です。15Lくらいまでの小型クーラーを使うなら、水栓はなくても問題ありません。
理由はシンプルです。
水の量が少ない
アジングやメバリングでは、
- 氷の量が少ない
- 海水を入れない人も多い
ため、そもそもクーラー内に溜まる水が少ないです。
持ち上げて排水できる
15L程度までのクラスなら、クーラーごと持ち上げて傾ければ比較的簡単に水抜きできます。これが水栓の必要性を感じにくいポイントです。
魚が小さい
ターゲットが小型魚なので、
- 血の量が少ない
- 汚れが少ない
結果として「ドレンで流したいほど汚れない」ケースが多いです。
これら3つの理由から、小物釣りにおいて水栓は「便利装備」ではあるが必須ではないという結論になります。
それでも水栓ありが便利なケース
とはいえ、水栓があると便利な場面も確実にあります。
釣った魚を潮氷締めする場合(海水+氷を使う)
アジングだけでなくサビキ釣りでもよいのですが、小型のアジを数釣りするような場面においては、魚をキープする方法としては潮氷(しおごおり)締めがおすすめです。
これは汲んだ海水を氷の入ったクーラーに入れ、キンキンに冷やした水の中に釣った魚をそのまま入れて締める方法です。魚の鮮度が保たれるほか、手返しも非常によいです。
魚が釣れてから海水を汲むとせっかくの時合いを無駄にすることがありますので、釣りを始める前に海水を汲んで準備しておきましょう。また、水を入れすぎるとクーラーが重くなり機動力が落ちますので、少なめを心がけます。
小型魚の数釣りでは非常に有効な潮氷締めですが、問題はクーラー内部に溜まった水の捨て方です。どうしてもこの水は臭くなりますので、可能であれば現場で捨てて帰りたいところです。
クーラーを傾けて捨ててもよいのですが、クーラーの外側や手などにこの水が付かないよう、細心の注意が必要です。
また中に魚や氷を入れた状態でクーラーを傾け水を捨てる場合、重くて大変なだけでなく、完全に水を捨てることは難しいでしょう。
そうした場合、水栓があればクーラーを傾けずにスマートに水抜きできるので非常にラクです。水栓を開放するだけで、勝手に水がしっかり流れ出てくれます。また、衛生面でもメリットが大きいです。
洗うときの手間の削減
帰宅後の洗浄でも、水栓のないクーラーだと、
- 水を入れて
- 持ち上げて
- 流す
という作業が必要になります。
水栓があれば「ひねるだけ」なので、ラクさは段違いです。
ちなみに筆者は、「クーラーBOX洗浄剤」を愛用しています。これはタブレット状の洗浄剤で、水を貯めたクーラーに入れるだけで簡単に除菌・消臭・洗浄ができるとても便利なアイテムです。

クーラー内部を軽く水洗いしたあと、水をクーラーのフタに触れるくらいまで一杯に張ります。錠剤を水の中に入れてロックをせずフタを閉め、一晩放置します。あとは水栓をひねって水を抜き、クーラーを乾かせば、ウソのように嫌な臭いにはなくなり、清潔になります。
水を一杯に張ってフタをすることで、フタの内側もきれいにすることができます。クーラーの容量一杯に貯めた水を抜くのに、クーラーを傾けて水を捨てなければならないとなると、これはなかなかの重労働になってしまいます。
「水栓付きクーラー+クーラーBOX洗浄剤」の組み合わせは、まさに最強のコンビだと思っています。
クーラーボックスに水栓がないメリット
水栓がないことにも、ちゃんとメリットがあります。
軽い・コンパクト
水栓がない分、構造がシンプルで、ごくわずかですがクーラーは軽量にもなります。
ランガンスタイルの釣りには大きなメリットです。
トラブルが少ない
水栓は構造上、パッキン劣化による水漏れのリスクがあります。
筆者の古いクーラーも最近水漏れを起こすようになったため、パッキンを交換しました。これで水漏れはちゃんと解決したのですが、ぴったりのパッキンを買い求めるのが少々面倒ではありました。
水漏れも早く気付いたので問題はなかったのですが、もし臭い水が車内に漏れ出した、となればなかなかの惨事でした。水栓なしなら、こうしたトラブルは基本的に起きません。
アジング・メバリング向けクーラーの選び方
水栓の有無よりも、実はこちらのほうが重要です。
容量:10L前後がベスト
クーラーを選ぶ際、まず問題になるのはどの大きさがよいかということです。堤防・漁港でのアジング・メバリングであれば、釣れるサイズもそこまで大きくないことが多いですから、
- 6~8L程度 → 最小限
- 10L前後 → バランス型
- 15Lクラス → 余裕あり
このあたりが最適です。 大きすぎると持ち運びが不便になります。
保冷力:そこまで重視しなくてOK
ダイワやシマノといった釣り具メーカーから出ているクーラーでは、断熱材の種類は大きく3種に分類されます。
①スチロール(発泡ポリスチレン)
②発泡ウレタン
③真空パネル+上記の素材
①⇒②⇒③の順で、保冷力は上がっていきますが、それとともに価格も上がります。③については、真空パネルが1面のみ使用されているものもあれば、6面全部に使用されているものもあります。こちらも使用面数が多いほど、保冷力は上がり、価格も上がることになります。
青物や真夏の長時間釣行でなければ、保冷力はそこまで求められません。ただし、キャンプ用のクーラーは釣り用クーラーに比べると保冷力が劣るものが多いため、鮮魚を収納するのにはおすすめできません。
持ち運びやすさ:重要です
「価格が高くても、高い保冷力を誇るモデルのほうが安心」、という方もいらっしゃると思います。でもここに大きな落とし穴があるのです。高保冷タイプのクーラーは、重量が重いのです。
ロッドやリールなど、釣具は一般的に高価なものほど軽量、というイメージがあると思います。しかしクーラーに限っては、高価なものほど重くなってしまいます。
ですので、ご自身の釣りに応じたスペックのものを選ぶことが非常に重要になってくるのです。
特にアジング・メバリングでは、ランガン(移動しながら釣る)することが多いです。
エサ釣り、特に撒き餌をする場合は徐々に魚の方から寄ってきますが、ルアー釣りでは逆に、投げれば投げるほど魚がスレてしまうことが多々あります。
ですので、フレッシュな魚を求めて自分から移動をするのが基本です。となると、高保冷タイプクーラーの重さはデメリットになってしまいます。
またナイトゲーム中心のアジング・メバリングでは、そこまでクーラーに保冷力は求められません。真空パネルを使用したモデルは必要ないと言ってしまってよいと思います。
軽さと性能のバランスの取れた発泡ウレタンか、さらに少しでも軽さを求めるのであればスチロール(発泡ポリスチレン)のモデルを選ぶとよいでしょう。
水栓付きクーラー例
シマノ・ダイワの水栓付きクーラーで、最も小型のものを調べてみました。
シマノ
シマノは、フィクセルシリーズの12Lモデルが水栓付きの最小です(筆者調べ)。
断熱材の違いによって、ライト(発泡ポリスチレン)、ベイシス(発泡ウレタン)、リミテッド(3面真空パネル+発泡ウレタン)、プレミアム(5面真空パネル+発泡ウレタン)の各モデルがあります。
また、フィクセルライトRSという、ロッドレストが2個装着済みのモデルもあります(断熱材の種類は発泡ポリスチレンのみ)。
なお、フィクセルの9Lモデルには水栓が付かないので注意しましょう。
ダイワ
ダイワは、プロバイザーREXシリーズの16Lモデルが水栓付きの最小です(筆者調べ)。
こちらも断熱材の違いによる各モデルがあります(スチロール、ウレタン、真空1面、真空6面、極厚真空6面)。
水栓あり・なしどっちを選ぶべき?【結論】
最後にまとめです。
水栓ありがおすすめな人
- 魚をしっかり持ち帰る
- 海水や氷を多く使う
- 洗うのが面倒
- 衛生面を重視したい
「快適さ重視」ならこちらです。
水栓なしでOKな人
- 小型クーラー(10L前後)
- ランガン中心
アジング・メバリングならこちらが主流です。
まとめ
アジングやメバリングといった小物釣りにおいて、クーラーの水栓は必須装備ではありません。それより「必要な大きさ」と「断熱材の種類」を慎重に判断することが重要です。
とはいえ、クーラーにあるととても便利なのが水栓。水栓のある・なしをクーラー選びの判断材料にするのも、決して間違いではないでしょう。
クーラーは置き場所も取りますし、何個も何個も買うものではないと思います。ぜひしっかり比較検討し、自分に最適なクーラーを選んでみてください。

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