※本記事にはアフィリエイト広告を含みます(詳細はこちら)
新品のラインを巻いたばかりなのに、すぐに高切れしてしまった経験はありませんか?実は、高速リサイクラーを使わずに巻くこと自体がラインを劣化させているかもしれません。この記事では、単なる便利グッズではない、高速リサイクラーの真のメリットを解説します。
皆さんはリールに新品のラインを巻くとき、どのようにされていますか?スプールにペンを通し、足の間に挟んでいますか?そのとき、テンションを掛けて巻くためリールをロッドにセットし、リールの手前の部分でロッドをラインごとタオルでつかんでいませんか?
筆者も以前はそうでした。
いまは、第一精工の高速リサイクラー2.0を使用しています。『糸巻きが早くてラクにできるようになる道具でしょ』と思った方。確かにそうなのですが、もっと大事なことがあるのです。高速リサイクラーが単なる便利ツール・時短ツールではない理由についてお伝えしていきます。

【理由1】摩擦熱からラインを守り、本来の強度を維持する
高速リサイクラーを利用するメリットでぜひ知っておいてほしいこと、それはラインを傷めずに巻くことができることです。
ラインをタオルでロッドごとつかんでテンションを掛けて巻くやり方。それ、ラインとタオルとの間で、摩擦が発生してしまっています。この巻取り方法をおこなったあと、使ったタオルを見てください。ラインの色がタオルに移っていませんか?
これはライン表面がダメージを負ったことを表しています。コーティングされたラインであれば、コーティングがはがれていますし、そうでない場合も直接ライン本体に傷が入ったと思ってください。また、摩擦により熱が発生しており、それがさらにラインにダメージを与えています。仮にタオルを濡らして使っていたとしても、ラインの表面に与えるダメージがゼロになることはありません。
つまりこのような巻き方では、リールにラインが巻かれた時点で、新品のラインであってもすでにダメージを負った状態となっているのです。高速リサイクラーを使用することにより、無駄にラインの表面に触れて傷を作るのを避けることができます。

【理由2】適正なテンション調整で、ライントラブル(食い込み)を防ぐ
ラインを巻き取る際の適正なテンションについては、ラインの太さや釣りの種類、狙うターゲットにより違ってくるので、一概には言うことはできません。ただ、テンションが強すぎても弱すぎてもよくありません。
新品のラインは、製品スプールに最小限のテンションで巻かれた状態で出荷されています。ラインが強いテンションによってつぶれないよう、できるだけ柔らかい状態で販売されているということです。この状態から強すぎるテンションをかけてリールに巻こうとした際は、製品スプール側にもテンションがかかることになります。
その結果、製品スプール上でラインが食い込み、下に巻かれたラインを傷めてしまうというトラブルが起こります。特に細いラインの場合は、この食い込みからのダメージが少なからず発生します。
また、一定の速度でリールに巻き取ることも重要です。巻き始めと巻いている最中では、どうしても掛かるテンションが違ってきます。自転車だって、漕ぎ始めはペダルが重たいですよね。それと同じで、巻き始めはどうしても重たいです。つまりテンションが強く掛かっている状態です。
これは仕方がないのですが、巻いたり止めたり、巻くスピードが途中で変わってしまうと、異なったテンションでラインがリールに巻かれていくことになります。ゆるく巻かれたラインの上にきつくラインが巻かれると、食い込みが発生することになります。これがラインのトラブルやダメージを引き起こします。
タオルなどを使った巻き方だと、どうしてもテンションや巻き取るスピードを一定にするのは難しい。ここにも高速リサイクラーを使う意義があるのです。
高速リサイクラーには、テンション調整ねじがついています。このねじを回すことにより、テンションを強くする・弱くするの調整が簡単にできます。

もちろん高速リサイクラーを使用する場合でも、いったん巻き始めたら、同じ速度で最後まで巻き切ることが理想です。
新しく巻いたラインでの初釣行で、早々にバックラッシュしてしまった、という経験をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。とんでもない「ゴミライン」を買ってしまった、なんて悪態をついていませんか。ひょっとしてそのトラブル、ラインのせいではなくあなたのリールへの巻き方に問題があったかもしれません。そのくらい、ラインの巻き方は重要なのです。
【理由3】PEラインの裏返しやメンテナンスの心理的ハードルが下がる
高速リサイクラーを使えば、ラインの巻き付け・巻替えが容易に、そしてその名の通り高速に行えるようになります。
ラインの巻替えが面倒くさくて傷んだラインを使い続けてしまっている方も多いと思います。ラインの先端が傷んだら、そこをカットして使えばよいのですが、その結果どんどんラインは減っていきます。スピニングリールの場合、スプール上のラインが減ると、キャスト時にスプールエッジに掛かる抵抗が大きくなるため、飛距離が落ちていきます。
もしまだそのライン自体が使用できるのであれば、一度ラインを別のスプールに巻きとって、下巻きを追加してから巻きなおせばOKです。そういうときに高速リサイクラーがあれば、作業に対して心理的なハードルを随分下げることができます。
いまリールに巻かれているラインに、釣りに必要な長さがまだ残っていることが前提ですが、PEラインは上下をひっくり返すことで、より長く使うことができます。つまり、いま上に巻かれているものを下に、いま下に巻かれているものを上になるようライン全体を表裏ひっくり返すわけです。
そのラインを別のリールで使う場合は、巻き取り作業は1回のみになりますが、同じリールでそのラインを使おうとすると、別のスプールにいったん巻き取り、さらに別のスプールに巻き取ったあと、リールに戻すことでようやくこの裏返し作業ができます。つまり3回の巻き取りが発生することになります。これを何の器具も使わずに行おうとするのは、考えただけでも大変な作業ですよね。
そういうときに高速リサイクラーがあれば、楽々とまではいかなくとも、そこまで大きな労力を使わずにできてしまいます。ラインとうまく付き合うための道具、これが高速リサイクラーですね。

高速リサイクラー2.0とリサイクラーDSフル装備の違い
第一精工の製品には、高速リサイクラー2.0のほかにリサイクラーDSフル装備という上位機種もあります。
2つの違いは次の通りです。
| 項目 | 高速リサイクラー2.0 | リサイクラーDSフル装備 |
| 主な構造 | シングル軸(1本) | ダブル軸(2本) |
| ギア比 | 3.5:1 | 4.08:1(より高速) |
| 得意な作業 | 新品巻き、空スプールへの回収 | ラインの裏返し、塩抜き、保管 |
| 付属品 | シャフト2種 | 塩抜き伸縮スプール、脱水パック |
| 価格(目安) | 約5,000円~7,000円 | 約18,000円〜22,000円 |
1. 「軸の数」が違う:裏返し作業のラクさが激変
最大の違いは、スプールをセットする軸が「1本」か「2本(ダブルスプール=DS)」かです。
2.0の場合: PEラインの裏返し(上下入れ替え)をする際、一度別の空スプールに巻き取って……という工程を繰り返す必要があります。
DSフル装備の場合: 2本の軸があるため、スプールからスプールへ直接ラインを移動させることが可能。巻き取る手間が圧倒的にスムーズになります。
2. 「塩抜き機能」の有無:PEラインを長持ちさせる
DSフル装備には、独自の「塩抜き伸縮スプール」が付属しています。 巻き取った後にスプールを縮めてラインを抜き出し、そのまま温水に浸けて塩分を洗い流せる優れもの。高価なPEラインをベストな状態で長く使いたいなら、この機能は見逃せません。
3. 「リールシート」の有無:安定感が段違い
DSフル装備には、本体に「リール取り付けシート」が付いています。 リールをロッドにセットせず、本体に直接セットして巻き取れるため、軸ブレが少なく、より強力かつ均一なテンションで巻き取ることが可能です。
あなたはどっちを選ぶべき?
高速リサイクラー2.0とリサイクラーDSフル装備、おすすめな人は次の通りです。
「高速リサイクラー2.0」がおすすめな人
- まずは「新品のラインを適切に巻きたい」という方
- 使用頻度がそれほど高くなく、コスパを重視したい方
- コンパクトに収納して持ち運びたい方
「リサイクラーDSフル装備」がおすすめな人
- PEラインを楽に裏返して2倍長く使いたい方
- 釣行後の塩抜きメンテナンスを徹底したい方
- 電動リールなど、大量のラインを頻繁に巻き替える方
オフショアの釣りでリールに200m、300mと大量のPEラインを巻いている方はリサイクラーDSフル装備を検討する価値があります。それ以外の方は高速リサイクラー2.0で十分でしょう。
まとめ
ここまで見てきたように、高速リサイクラーをぜひ使いたい理由は、
・ラインを傷めないため
・適正なテンションで巻くため
・巻替えを容易に行えることで、ラインを理想の状態に保ちやすくするため
となります。
釣りにとって、ラインの重要性は言うまでもありません。そのラインをうまく使いこなすための道具、それが高速リサイクラーなのです。
リールを使った釣りをされているすべての方にオススメしたい一品です。

コメント